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削除(上書き保存)して消えたファイルの復元方法

ファイルの復元方法
  ↓
データ復元ソフト

ワード(WORD)の文書を誤って消してしまったケース
パソコンで文書を作成中に、誤ってそのデータを消してしまい、上書き保存してしまいました。

ワードの場合、「編集」⇒「元に戻す」とやれば、間違えてデータを消してしまっても元に戻せます。ただし、それができるのは、保存(セーブ)する前までです。上書き保存してしまったら、もう元には戻せません。 今回は、上書き保存してしまったので、以前のデータ(文書)にはもう戻らないのです。

ところで、 間違えてファイルを削除してしまった場合なら「ゴミ箱」に入っていますから、(ゴミ箱からも削除していない限り)ゴミ箱から元に戻すことができます。 しかし、今回の場合は、誤ってデータを削除して上書きしてしまい、ワード文書の中身が全く別の内容に置き換わってしまったので、以前のデータに戻したくても、パソコンの操作上(見かけ上)一切消えてなくなってしまったということなのです。

どうしたらいいんだ。もう諦めるしかないのか!

非常に重要な文書だったので簡単には諦め切れません。何とかして復活できないものか? そこで、とにかくネットで調べることにしました。その結果、誤って消してしまったファイルの復旧方法がわかりました。それは次の通りです。




■ ≪段階別データ復元方法

※ワード文書に関しては第1段階がありますが、その他のデータに関しては第2段階から共通です。

第1段階: ワードのバックアップから復元する
ワードの「ツール」⇒「オプション」⇒「保存」⇒「バックアップファイルを作成する」にチェックが入っている場合は、直前のバックアップファイル(直前に作成したワードのコピー)が同じフォルダーに存在するので、それを利用すれば良い。
(【参考】「自動バックアップ」にチェックが入っていてもだめ)

※あらかじめ自分で設定(登録)しておく必要があり、設定していないとWORDによるバックアップは取られていません。


第2段階: ウィンドウズのバックアップから復元する
Windows Vista,7,8 には、重要なデータを定期的に自動でバックアップする仕組みがあり、一定の間隔(設定した期間)をおいて自動的にバックアップが取られています。そこで、このウィンドウズのバックアップファイルを利用して復元します。これには2つの方法があります。

(方法1)「スタート」⇒「コントロールパネル」⇒「システムとメンテナンス」⇒「バックアップと復元」からファイルを復元する。
(方法2)復元対象の目的のファイルを右クリック⇒「以前のバージョンの復元」を行う。


※ただし、いずれの場合も、あらかじめ自分で設定(登録)しておく必要があり、 設定していないとWindowsによるバックアップは取られていません。その場合、方法2においても、右クリックしても「以前のバージョンの復元」は出て来ません。

第3段階: 個人的なバックアップから復元する
自ら定期的にファイルのバックアップを取っている場合は、過去に取得したバックアップのデータを利用して復活させる。

第4段階: 無料のデータ復元ソフトを使って復元する
データを削除した場合、パソコンを操作しても抹消したデータを見ることはできませんが、それは見かけ上ファイルが見えなくなっているというだけで、 実はパソコンのハードディスク(HDD)の中には、データは消えずに残っているのです。そこで、それを取り出すソフトを活用します。まずは無料のフリーソフトから。

第5段階: 有料のデータ復元ソフトを使って復元する
無料のソフトでだめなら、より高性能な有料のソフトを利用します。多くの場合、まずは無料の体験版を使ってデータの回復が可能かどうかの診断を受け、回復可能との判定が出た場合は、お金を払ってソフトを入手するというスタイルのようです。

第6段階: 業者に依頼して復元する
それでも復旧できない場合は、データ復旧業者に相談することになります。


消失したデータは、見かけ上見えなくなっただけで、実はパソコンのハードディスク(HDD)の中に残っています。しかし、いつ消えてなくなってもおかしくありません。パソコンで次々に色々な処理を行えば、その度にハードディスクに新たなデータが書き込まれて行きます。 そうすると、消えずに残っていたデータも、時間が経てば新しいデータで上書きされて復元不能な状態に陥ってしまうのです。

そこで、ファイルを復元する場合は、なるべくパソコンの操作をやめ、速やかに回復作業を行うべきと思われます。ウィンドウズアップデートやウイルスソフト等による更新作業も危険性があることから、インターネットの接続も中止した方が良いかもしれません。 また、無料のデータ復元ソフトをインターネットからダウンロードする際も、当該パソコンとは別のパソコン、または別のドライブ、別のメディア(CD-Rなど)に保存すべきでしょう。

なお、第2段階のウィンドウズのバックアップから復元する場合も、復元作業が失敗して(期待はずれのデータに復元して)、さらに第4段階以降に進もうとした場合、ウィンドウズの復元作業でハードディスクが上書きされてしまい、目的となるデータが破壊されてしまう恐れもありますから、 この場合も同じドライブにデータを復元するのは避け、別のドライブや別のメディアへ復元データを「コピー」するという対応をとった方が良いでしょう。

それでは、私の場合はどうなったのか、ご説明しましょう。



データ復元ソフト
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